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九州電力、フィリピン離島の小規模電力に出資

九州電力は8日、フィリピンの離島での発電事業に参画すると発表した。マイクログリッド(小規模電力網)を運営する現地企業に昨年12月に出資した。出資額は非公表だが、数億円程度とみられる。日本で培った効率的な保守点検技術の供与や太陽光発電設備の導入支援などを通じ、事業拡大につなげる。

発電事業を手掛けるパワーソース社(マカティ市)の子会社に出資した。同社はフィリピン南西部のパラワン島や中部セブ島周辺の離島など、7カ所で電化事業に取り組んでいる。ディーゼル発電機を主な電源としているが、今後は太陽光発電やリチウム蓄電池なども導入する方針だ。

九電は鹿児島県の離島でマイクログリッドの実証実験をしていたが、実際のビジネスに参画するのは初めて。フィリピンでは離島や山間部を中心に約150万の未電化世帯があり、同国政府が電化支援の政策を打ち出している。

マイクログリッドは一般的な送配電網に比べて発電コストが高くなるが、政府から補助が出るため「十分利益が見込めるとして、出資を決めた」(国際室長の西山勝執行役員)という。

九電は出資に伴う配当収入を受け取るが、取締役の派遣は予定していない。今後は技術供与のために現地に社員を送るなどの人材交流を計画している。

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