ボーイング、737MAX操縦士にシミュレーター訓練求める

2020/1/8 6:45
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【ラスベガス=中山修志】米ボーイングは7日、2度の墜落事故を起こした新型機「737MAX」について「パイロットにフライトシミュレーターでの訓練を推奨する」との声明を出した。航空会社のパイロットが訓練を受け直すことになれば、追加の費用や時間がかかる。ボーイングはこれまで旧モデル「737NG」の飛行経験があればシミュレーターによる訓練は不要としていた。

ボーイング機「737MAX」は19年3月から運航停止措置が続いている=ロイター

2度の墜落事故は「MCAS」と呼ぶ機体の姿勢を自動制御するシステムの不具合が主因だ。このシステムは737MAXに初搭載したが、ボーイングは旧モデルに慣れたパイロットはシミュレーター訓練を不要とし、米連邦航空局(FAA)もこれを認めていた。

航空会社にとっては訓練の費用と時間を抑えることができ、737MAXを調達する理由の一つになっていた。だが、事故後の調査では制御システムへのパイロットの習熟不足も原因の一つとされた。現時点で航空会社には十分なシミュレーターが行き渡っておらず、運航再開がさらに遅れる可能性がある。

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