8歳のバイオリニスト吉村さん 国際大会で相次ぎ優勝

文化往来
2020/1/14 2:00
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シェルクンチク国際音楽コンクールで演奏する吉村妃鞠さん(2019年12月、モスクワ)

シェルクンチク国際音楽コンクールで演奏する吉村妃鞠さん(2019年12月、モスクワ)

国内外のジュニアを対象にした音楽コンクールで相次いで優勝し、注目を浴びるバイオリニストがいる。慶応義塾幼稚舎2年生の吉村妃鞠(ひまり)さん(8)だ。2019年12月にモスクワで開催されたシェルクンチク国際音楽コンクールの弦楽器部門(14歳以下の部)に出場。地元のプロ楽団であるモスクワ・フィルハーモニー管弦楽団とともにパガニーニのバイオリン協奏曲第1番を弾き、優勝した。吉村さんは「ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団などと舞台で共演できるような世界的な奏者になりたい」と目標を高く据える。

11年6月生まれ。6歳でモーツァルトのバイオリン協奏曲を弾いてオーケストラと共演するなど早熟ぶりを発揮した。18年以降、ベルギーのレオニード・コーガン国際やアルテュール・グリュミオー国際、イタリアのアンドレア・ポスタッキーニ国際という3つの若手奏者向けコンクールで優勝を果たす。今回、シェルクンチクの優勝で国際コンクール「4連覇」となった。父で作曲家・音楽プロデューサーの吉村龍太さんは「学校からは特別に許可をいただいて世界を飛び回っている。ありがたい」と語る。

名指導者として知られるバイオリニストのザハール・ブロンらに師事し、今年4月には東京フィルハーモニー交響楽団、5月には山形交響楽団など、国内の名門オケとの共演予定が目白押しだ。妃鞠さんは「日本のプロ楽団との演奏はとても楽しみ」と物おじすることもない。バイオリニストとしてはスタートラインに立ったばかりだが、優れた才能の持ち主が今後どのように成長するのか。関係者は期待を膨らませている。

(岩崎貴行)

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