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「常識」覆すサイバー犯罪増加 トレンドマイクロ調べ

サイバー対策のトレンドマイクロは7日、国内で発生したサイバー犯罪の動向を解説する説明会を開催した。複数の手段で本人を確認する仕組みの突破を試みるフィッシング詐欺など、従来の常識を覆す手口が増えているという。同社は犯罪の手口を知り、メールやスマートフォンのショートメッセージ(SMS)に記載されたリンクにむやみにアクセスしないようにと警戒を呼びかける。

トレンドマイクロによると個人に対する犯罪では最近、通常のパスワードと使い捨て型のワンタイムパスワードなど別の要素を組み合わせて認証する2要素認証の突破を試みる手口が増えている。

SMSなどで銀行のネットバンキングなどになりすましたフィッシング詐欺のサイトに誘導する。被害者が入力した情報を詐取する点は従来と同じだが、通常のIDやパスワードだけでなく、ワンタイムパスワードの入力も要求する点が目新しい。被害者が詐欺サイトに情報を入力する間に、犯罪者が正規の銀行サイトに接続。正規の利用者になりすましてワンタイムパスワードを入力し、侵入する。

正規の手順を踏むため、銀行側では不正侵入を検知しにくい。岡本勝之セキュリティエバンジェリストは「いかに詐欺サイトへの誘導を回避するかが重要だ」と話す。同社調べでは、詐欺サイトの数が2019年9月以降に急増。同年11月には114件と、4月の10倍以上に達した。

一方、企業を狙う犯罪ではセキュリティーの欠陥を抱える通販サイトの改ざんが増加傾向にある。改ざんして偽の決済画面を表示し、クレジットカード番号などの情報を入力させて盗み出す。「正規のサイトだから安心」という常識を覆す手口といえる。サイト運営企業は欠陥がないかどうかを定期的に点検すべきだとした。

(島津忠承)

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