ベネズエラ、国会議長も2人に 与野党双方選出で混乱

2020/1/6 14:30
保存
共有
印刷
その他

【サンパウロ=外山尚之】南米ベネズエラ政府は5日、国会で親与党の議長が選出されたと宣言した。国会で多数派の野党勢力は議場から閉め出されたうえでの無効な決定だと反発し、マドゥロ大統領に対抗し暫定大統領を名乗るグアイド議長を独自に再選。同国では大統領に続き国会議長も正統性を主張する2人が並立する異常事態となり、混乱が深まっている。

ベネズエラ軍に国会入場を妨害されるベネズエラ野党指導者のグアイド国会議長(右)(5日、カラカス)=ロイター

5日の国会では、マドゥロ政権の指示を受けた軍が主要野党の議員の入場を妨害した。与党と一部の野党議員だけで議長選を強行し、かつて野党に属していたルイス・パラ議員を選出した。主要野党の議員は無効を訴え、別の場所で独自に議長選を実施し、グアイド氏を議長に再選した。これを米政府が追認した。

ポンペオ米国務長官は5日「グアイド氏の国会議長再選を祝福し、マドゥロ前政権の誤った試みを非難する」との声明を発表した。ベネズエラのアレアサ外相は「米国は帝国主義的な空想を続けている」とツイッターに投稿した。

電子版の記事が今なら2カ月無料

保存
共有
印刷
その他

電子版トップ



[PR]