地元盛り上げる「JK課」 鳥取・日野、高校生奮闘

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社会・くらし
2020/1/4 12:30
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「eスポーツ」の大会で、実況に挑戦する白川海斗さん(鳥取県日野町)=共同

「eスポーツ」の大会で、実況に挑戦する白川海斗さん(鳥取県日野町)=共同

過疎化に悩む鳥取県日野町で、高校生ボランティアサークル「日野町地元改革(JK)課」が地元の活性化に取り組んでいる。事務局を担う町教育委員会の担当者は「高校生のアイデアで地域がにぎやかになっている」と手応えを感じている。

「すごい連続技だ!」。格闘ゲーム「ストリートファイター」のプレーが実況付きで大画面に映し出されると、観客らはテクニックに見入った。2019年11月中旬、町内の複合施設で初めてコンピューターゲームの腕を競う「eスポーツ」の大会が開かれた。企画したのはJK課メンバーで日野高2年、白川海斗さん(17)。町役場での職場体験を通じ趣味のゲームで地元を盛り上げられないかと考え、同級生をJK課に誘い準備を進めてきた。

県eスポーツ協会の協力を受け、パズルゲーム「ぷよぷよ」やサッカーゲーム「ウイニングイレブン」など人気ゲームをそろえた。県内外から来た約60人の参加者を前に町を紹介するプレゼンテーションもした白川さんは「日野の魅力を多くの人に知ってもらえた」と満足そうだ。

県西部に位置する日野町は人口約3千人で農林業が盛んだが、少子高齢化や転出などで人口が10年間で約8割に減った。町内の高校生にまちづくりに関わってもらおうと、町教委が17年11月、地元改革と女子高生の頭文字を掛けたJK課を発足。実際には男女とも受け入れ、これまで21人の高校生が参加した。

「役場はあくまで高校生のやりたいことをサポートするだけ」と町教委の担当の片平誓子さん(56)。メンバーが考案した地元食材を使ったカレーの販売や空き家を活用した鍋パーティーの開催など、さまざまな企画や運営を支援してきた。

JK課の現課長で米子南高3年、柳瀬穂乃香さん(18)は発足当時から参加。「地域に密接に関われて町により愛着が湧いた」と話す。将来の夢は公務員として町で働くことだといい「JK課で知った日野の魅力を発信したい」と語った。

〔共同〕

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