米金融政策「当面据え置き」 FOMC、12月の議事要旨

2020/1/4 6:20
保存
共有
印刷
その他

【ワシントン=河浪武史】米連邦準備理事会(FRB)は3日公表した2019年12月の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨で「参加者は現在の政策スタンスが当面適切であり続けると判断した」と明らかにした。貿易戦争などの景気リスクが「ここ数カ月で和らいだ」と指摘し、会合参加者は20年中の追加緩和も「0回」と予測している。

米連邦準備理事会(FRB、ワシントン)=ロイター

19年12月10~11日に開いたFOMCでは、4会合ぶりに利下げを見送った。7月以降、FRBは米中の貿易戦争を不安視して政策金利を引き下げてきたが、住宅投資が上向くなど利下げ効果が出てきたと分析。会合参加者は「先行きも経済の拡大が続き、インフレ率も目標の2%近辺を維持する」と判断した。

先行きの金融政策については「経済動向が予測通りであれば、現在のスタンスが当面適切であり続ける」と指摘し、政策金利をしばらく据え置く考えを強調した。FOMCは同時に参加者17人の政策予測も公表したが、13人が「20年中は金利を据え置く」と予測。利下げを見込むメンバーは1人もいなかった。

一方で数人の参加者は「長期にわたって金利を低く抑え続ければ、金融セクターの不均衡を強める」と不安視した。市場の過熱とその反動が景気後退を招くと警戒しており、金融引き締めに転じる時期をFOMCの一部参加者が探っていることが明らかになった。

FRBは次回のFOMCを1月28~29日に開く。先物市場で利下げを見込む割合は0%で、市場参加者は政策金利の据え置きを織り込んでいる。

電子版の記事が今なら2カ月無料

保存
共有
印刷
その他

電子版トップ



[PR]