米ユニバーサル・ミュージックにテンセントが出資へ

2019/12/31 23:31
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【広州=比奈田悠佑】仏メディア大手のビベンディは31日、子会社で世界最大の音楽企業、米ユニバーサル・ミュージック・グループ(UMG)の株式10%を中国のネット大手、騰訊控股(テンセント)に売却すると発表した。株式譲渡は規制当局の承認を経て2020年上半期にも完了する見通し。UMGはテンセントとの資本提携を通じ、中国などアジア市場を開拓する。

ユニバーサル・ミュージック・グループにテンセントが出資する=ロイター

ビベンディによるとUMGの企業価値は300億ユーロ(約3兆6千億円)。テンセントの音楽配信子会社、テンセント・ミュージック・エンターテインメント・グループなどが参加する共同事業体が、UMGの株式資本10%を取得することで合意した。ビベンディは19年8月、UMGがテンセントから出資を受け入れる交渉を始めたことを明らかにしていた。

英調査会社MIDiAによると、UMGはCDや音楽のネット配信サービスを含めた18年の世界の音楽市場で3割を占め1位だ。UMGはテンセントが持つSNS(交流サイト)や動画配信サービスなどの利用者を取り込み、音楽版権事業を強化する。

テンセントは18年12月にテンセント・ミュージックを米国で上場するなど、エンターテインメント分野の事業開拓を進めている。楽曲や映画など良質なコンテンツの確保を急いでいる。

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