しらせ、昭和基地目前に 30日にもヘリ第1便

2019/12/29 20:31
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【南大洋=共同】第61次南極観測隊を乗せた観測船「しらせ」が29日午前9時37分(日本時間同日午後3時37分)、昭和基地から約20キロ沖の定着氷海域に到達した。海岸につながった氷が一面に広がる周囲は晴れて視界も良く、望遠鏡を使えば昭和基地のアンテナなどを見ることができた。

昭和基地沖の定着氷海域に入る南極観測船「しらせ」(29日、南極海)=共同

昭和基地沖に到達した南極観測船「しらせ」の周囲に姿を見せたペンギン(29日、南極海)=共同

観測隊の通信担当の氏家宏之さん(58)が無線で基地に向かって「昭和通信、感度ありますか。ついに来ました」と呼び掛けると、明瞭な音声で「無事に着いて、何よりです」と応答があった。氷の上にはペンギンが何羽も姿を見せ、隊員たちの顔がほころんだ。

しらせからのヘリコプター第1便は30日にも飛ぶ見込み。基地へのホースによる燃料輸送が可能になる地点への「接岸」も近日中に目指す。

第61次隊は昭和基地への往復路で、気候変動に伴って融解が懸念されている東南極の「トッテン氷河」の観測に時間を割き、例年より基地滞在が短い。しらせは2020年2月上旬に基地を離れ、観測隊の夏隊も帰路に就く。夏隊の帰国は3月下旬の予定だ。

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