アステラス、新規がん免疫薬開発に参入 米社を130億円で買収

2019/12/27 18:08
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アステラス製薬は27日、米バイオスタートアップのザイフォス・バイオサイエンシーズ(カリフォルニア州)を約130億円で買収すると発表した。ザイフォスは「CAR-T」と呼ばれる仕組みの新規がん免疫治療に強みを持つ。アステラスは買収を通じて技術と人材を獲得し、新規のがん免疫療法について参入の足がかりとする。

ザイフォス社の技術は、がんを攻撃するように遺伝子を改変した自らの免疫細胞を患者に投与し治療する技術。攻撃対象となるがん細胞の特徴に応じて様々ながんに対応できることや、副作用の発生を抑えることができるのが特長という。

アステラスの米子会社を通じてザイフォスの発行済み全株式を取得する。ザイフォスは2017年設立で従業員は7人。がん免疫治療技術を活用した医薬品の開発を手掛けており、21年に初めての臨床試験(治験)を始める予定だ。アステラスはザイフォスに開発の進捗に応じて最大約730億円を支払う。

アステラスはがん免疫を研究開発上の重要事項と位置づけている。ザイフォス社の技術と、自社の再生・細胞医療のノウハウを組み合わせて技術価値を高めるという。安川健司社長は「革新的な治療法を創出する」とコメントした。

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