/

日経アジア300、1年半ぶり高値 ハイテクがけん引

アジア株に資金が戻り始めた。アジアの有力企業で構成する「日経アジア300指数」が27日、約1年6カ月ぶりの高値をつけた。米中貿易摩擦に振り回された1年だったが、12月に入り懸念が後退。アジア企業の業績改善につながると期待されている。ただ、年初からの上昇率は1割強と世界の主要指数に比べて出遅れており、実体経済の回復が持続力のカギを握る。

日経アジア300の27日終値は1394と前日比1%上昇した。8月にはトランプ米大統領がスマートフォンなど幅広い電子機器を含む対中制裁関税の「第4弾」を表明したことで約1200まで急落していた。

12月に米国が関税発動の延期を表明してから上げ足を強めた。27日に中国が対米貿易協議の「第1段階の合意」の早期署名に向けて取り組んでいると表明し、アジア株の戻りに弾みがついた。大和証券の壁谷洋和チーフグローバルストラテジストは「米中貿易摩擦による中国の景気減速がアジア株の重荷になっていたが、霧が晴れ始めている」と指摘する。

12月の騰落率を見ると、電気機器や半導体関連の上昇が目立つ。中国家電大手のTCL集団や液晶パネル大手の京東方科技集団(BOE)、韓国の半導体大手SKハイニックスなどが2割上昇している。いずれも12月を境に騰勢を強めた。

もっとも、日経平均株価やダウ工業株30種平均が年間で2割上昇しているのと比べると出遅れ感は否めない。市場では「企業業績の回復は期待先行で、足元では確認できていない」(国内証券)との見方もある。米中摩擦の不透明要因が晴れ、企業業績の回復が鮮明になれば上値を追う余地もありそうだ。

すべての記事が読み放題
有料会員が初回1カ月無料

関連トピック

トピックをフォローすると、新着情報のチェックやまとめ読みがしやすくなります。

セレクション

トレンドウオッチ

新着

注目

ビジネス

暮らし

新着

注目

ビジネス

暮らし

新着

注目

ビジネス

暮らし

フォローする
有料会員の方のみご利用になれます。気になる連載・コラム・キーワードをフォローすると、「Myニュース」でまとめよみができます。
新規会員登録ログイン
記事を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した記事はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
新規会員登録ログイン
Think! の投稿を読む
記事と併せて、エキスパート(専門家)のひとこと解説や分析を読むことができます。会員の方のみご利用になれます。
新規会員登録 (無料)ログイン