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故中曽根元首相に従一位 最高勲章贈る

政府は27日の閣議で、11月29日に101歳で死去した故中曽根康弘元首相を従一位に叙すと決めた。日本の最高位の勲章にあたる大勲位菊花章頸飾(けいしょく)を贈る。中曽根氏は生前、従六位・大勲位菊花大綬章を受けていた。

現行憲法下での従一位は吉田茂氏、佐藤栄作氏といった長期政権を築いた首相経験者ら数人に限られる。大勲位菊花章頸飾は天皇陛下が身に着けられる最高の勲章だ。吉田、佐藤両氏が亡くなった後にも贈られた。

中曽根氏の首相在任日数は1806日間だった。「戦後政治の総決算」を掲げて国鉄、電電公社、専売公社の民営化などの行財政改革を推進した。外交では日米同盟の意義を強調し、当時のレーガン米大統領と「ロン・ヤス」と呼びあう強固な信頼関係を築いた。

18年、群馬県高崎市生まれ。47年に現憲法下で初めて実施した衆院選で当選した。自民党では三木武夫、田中角栄、大平正芳、福田赳夫各氏ら「三角大福中」と呼ばれる有力者と首相の座を争った。

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