二階自民幹事長が続投 内閣改造で「ポスト安倍」要職に
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2019/12/27 2:00
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記念撮影におさまる二階幹事長(右から4人目)ら自民党新役員(9月、党本部)=共同

記念撮影におさまる二階幹事長(右から4人目)ら自民党新役員(9月、党本部)=共同

安倍晋三首相(自民党総裁)は9月の内閣改造・党役員人事で二階俊博幹事長を続投させた。二階氏は憲法改正に協力して首相を支える姿勢を示していた。「ポスト安倍」候補では幹事長就任が取り沙汰された岸田文雄政調会長を続投させ、河野太郎、茂木敏充両氏らを引き続き要職に据えた。麻生太郎副総理・財務相や菅義偉官房長官も留任させ、安定を重視した。

二階氏は2016年に幹事長に就き、19年8月には連続在職日数が歴代最長になった。17年衆院選や19年7月の参院選を指揮して勝利している。

7月の参院選後には首相の党総裁4選を改めて支持すると表明した。さらに8月中旬には地元和歌山で1000人規模の憲法集会を開くと首相官邸に伝えた。公明党とのパイプを生かし同党と改憲に関して協議することにも意欲を示してきた。

首相は一時、岸田氏の幹事長起用を検討したとみられる。野党と改憲論議をするには保守色の薄い岸田氏が前面に出るのが得策との見方があった。だが続投を望む二階氏を外せば権力の均衡が崩れる懸念があり、二階氏は再任になった。

岸田氏を幹事長に就ければ「ポスト安倍」の有力候補として引き立てる印象になる。岸田氏を政調会長で続投させたことで次期首相をめぐるレースの方向性はまだ見えない人事となった。

菅氏は引き続き内政を取り仕切る重要な立場にいる。茂木氏は経済財政・再生相から外相、河野氏は外相から防衛相に横滑りさせた。加藤勝信氏も総務会長から厚生労働相に就け、小泉進次郎氏も環境相で初入閣させた。ポスト安倍候補に競争を促す人事となった。

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