韓国前法相、改めて容疑否認 韓国地裁が逮捕状審査

2019/12/26 8:00 (2019/12/26 11:28更新)
保存
共有
印刷
その他

【ソウル=共同】韓国のソウル東部地裁は26日、元政府機関幹部への内部監察を不正にもみ消したとして検察が職権乱用容疑で請求した曺国(チョ・グク)前法相の逮捕状の発付可否を決める審査を行った。26日夜から27日未明にかけて結論が出る見通し。26日午前、地裁に出頭した曺氏は検察の令状請求内容には「同意できない」と記者団に述べ、改めて容疑を否認した。

26日、ソウル東部地裁に出頭し、記者団の取材に応じる韓国の曺国前法相=共同

26日、ソウル東部地裁に出頭し、記者団の取材に応じる韓国の曺国前法相=共同

曺氏は容疑当時の2017年、大統領府高官を務めており、逮捕が認められれば文在寅(ムン・ジェイン)政権に打撃となる。

監察対象だったのは、当時金融委員会幹部だった柳在洙被告(収賄罪などで今月起訴)。盧武鉉元大統領の随行秘書などを務めた経歴から現政権や与党の実力者とのつながりが深いとされ、検察は曺氏が柳被告をかばうために監察を不当に打ち切ったと見ているもようだ。

韓国メディアによると、検察は曺氏が監察で柳被告の重大な不正を把握したのに、金融委に辞表を受理させることでとどめ、捜査依頼など必要な措置を取らなかったとして問題視。「裁量を超えた違法行為に当たる」と判断したとみられる。柳被告は懲戒処分を受けずに辞職し、その後最近まで南部・釜山の経済副市長を務めた。

曺氏は監察中断は認めた一方で「当時把握できた不正は軽微なものだった」と違法性を否定。大統領府も監察には強制捜査権がないため、中断はやむを得ない措置だったと主張している。

保存
共有
印刷
その他

電子版トップ



[PR]