東南アジア 域内外から新興企業への投資を深読み


日本経済新聞では10月からシンガポールを拠点に東南アジア各国で投資ファンドなどの動向も追う「ディールストリートアジア」の日本語翻訳記事を掲載している。
12月までによく読まれた記事をランキングすると、現地で展開するスタートアップ企業に関するニュースのほか、東南アジア域内外のどんなプレーヤーがこうした企業に資金を出しているのかという情報を求めている読者も少なくない。
「ディールストリートアジア」読まれた記事ランキング
1位:配車の次は中古車サイト 東南アジアで火花(10月1日公開)

東南アジアで中古車サイトを運営するカーサム(Carsome、マレーシア)最高経営責任者(CEO)兼共同創業者のエリック・チェン氏は、2020年にもフィリピン市場に参入する。現地企業との合弁を目指す。フィリピンの中古車市場はマレーシアと同じ程度の年間40万~50万台の規模があるという。
2位:ベトナムに流れ込む 韓流VCマネー(10月16日公開)

韓国のベンチャーキャピタル(VC)が東南アジアで投資活動を強化している。未来アセット・ネイバー・アジア・グロース・ファンドがインドネシアのインターネット通販大手ブカラパックに5千万ドル(約54億円)を出資するなどの大規模な投資以外に、域内の創業期のスタートアップにも積極的に資金を投じている。
3位:シンガポールのフィンテック企業、1億ドル調達へ(12月11日公開)

シンガポールに本拠を置くフィンテック企業のニウム(Nium)が7500万~1億ドル(約81億~108億円)の資金調達を計画していることが分かった。
日本経済新聞社は、「ディールストリートアジア」に出資しています。日経電子版では、同社のスタートアップ企業やテクノロジーに関する記事が日本語で読めます。