電通など、AIでサッカーの試合の勝敗を予測

2019/12/25 18:37
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電通はサッカーの試合の勝敗を人工知能(AI)でリアルタイムに予測するシステムの提供を25日に始めた。電通のAI子会社データアーティスト(東京・港)と、韓国のビッグデータ分析会社チームトゥエルブと共同で開発した。ボールや選手の動きから勝敗を予測する。試合中継と連動してテレビやウェブで予測を表示するなど、観戦の新たな楽しみ方を提供する。

電通、データアーティスト、チームトゥエルブが共同開発したサッカーの勝敗予測システム「AI11」。パーセンテージで勝率を表示する

システム名は「AI11(イレブン)」。データアーティストがAIを活用したシステムの構築を担当し、チームトゥエルブがサッカーのデータ解析の知見を提供。電通がシステムの企画・開発を担当した。システム開発にあたり、過去約480試合のデータを機械学習させた。

試合の開始時には対戦する各チームの勝率をそれぞれ33%、引き分けの確率を34%と見積もる。試合の進行に合わせて、選手とボールの動きを解析し、勝率を秒単位で予測する。テレビ局やスポーツの動画配信サービスを手がける企業への導入を想定する。

選手やチームの情報を事前に入力する必要がなく、試合の情報をリアルタイムで解析できるのが特徴だ。選手の情報がプロと比べて乏しいアマチュアの試合でもシステムを利用できる。

韓国・釜山で12月に開催した「EAFF E―1サッカー選手権2019大会」ではAI11を試験的に実装。アジアのテレビ9局がテレビ中継で活用した。

電通など3社は今後、システムにより多くの試合を機械学習させることで、精度のさらなる向上を目指す。

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