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ガソリン半年ぶり高値、1リットル150円に迫る

2019/12/25 17:52
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ガソリン高で家計の負担も増す(25日、東京都内の給油所)

ガソリン高で家計の負担も増す(25日、東京都内の給油所)

行楽や帰省で消費が増える年末年始を前に、ガソリン価格が上昇している。資源エネルギー庁が25日発表した23日時点のレギュラーガソリンの店頭価格(全国平均)は前週比で0.9円高い1リットル148.8円と半年ぶりの高値だった。原油価格は11月以降、産油国の減産強化などで上昇。コスト高を反映し元売り各社が卸値を引き上げ、店頭価格を押し上げる。

値上がりしたのは東京、大阪など44都道府県。値下がりは宮崎のみだった。最高値は長崎の1リットル158.1円、最安値は埼玉の143.7円だった。都内は激戦区の環八通り沿いで1リットル138~147円が中心だ。11月上旬に比べ3~4円ほど高く、130円台が目立った昨年末に比べ8円程度上昇した。

原油の値上がりが波及している。石油輸出国機構(OPEC)と非加盟の産油国が20年1月からの減産強化を決めた。アジア指標の中東産ドバイ原油は1バレル67ドル前後と月初に比べ1割上昇した。

業界再編の進展も価格を押し上げる。4月に合併した昭和シェル石油と出光興産は、7月から石油製品の卸値の算定の根拠を統一した。

ある特約店は「(特約店や給油所ごとに)ばらつきがあった卸値の差がおおむねなくなった」と指摘する。仕入れ価格の差が埋まり、値下げ競争が起きにくくなった。

石油連盟(東京・千代田)の資料を基に推計した週間の出荷量は、12月第3週で91万キロリットル。前年同期に比べ3%少ない。天候不順やエコカー普及で9月下旬からほぼ一貫し前年を下回る。一方で卸値はじり高で「販売が減るなか、利幅を維持する」(千葉県の給油所店長)との声が目立つ。

石油元売り会社は今週、年始までの2週間に適用する卸値を1リットル1.5円引き上げると系列店に通知した。12月だけで合計3.5円上がり、多くの給油所は販売価格への転嫁が間に合わない。

調査を担当する石油情報センターは「来週も値上がりするだろう」と予想する。全国平均で心理的な節目となる150円を超える可能性がある。

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