和牛受精卵流出、元牧場主に有罪「国際的信用失墜」

2019/12/25 17:42
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輸出が認められていない和牛の受精卵などが中国に一時持ち出された事件で、家畜伝染病予防法違反ほう助などの罪に問われた徳島県吉野川市の元牧場経営、松平哲幸被告(70)の判決公判で、大阪地裁(増田啓祐裁判長)は25日、懲役1年、執行猶予3年、追徴金473万円(求刑懲役1年2月、追徴金473万円)を言い渡した。

判決理由で増田裁判長は、持ち出された受精卵などは多量で、輸出先の国で伝染病が広がる可能性があるとし「日本から輸出される畜産物の国際的な信用を失わせた」と指摘。畜産業を廃業していることなどを考慮し、執行猶予を付けた。

判決によると、松平被告は2018年6月、和牛の受精卵や精液が入ったストロー状の容器計365本を、必要な証明書を添付せずに473万円で売却。譲り受けた男らが検疫所の検査を受けずに受精卵などをフェリーで中国へ輸出するのを手助けした。

同法違反罪などに問われた仲介役と運搬役の男2人は6月、執行猶予付きの有罪判決を受け確定した。

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