リニア協議に環境・農水両省も 静岡県が国交省に要望書

2019/12/25 14:53
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リニア中央新幹線のトンネル工事を巡り、静岡県の難波喬司副知事は25日、国土交通省を訪れ、県とJR東海、国による新たな協議の枠組みに環境省や農林水産省などを加えるよう求める要望書を提出した。10月末に国交省を調整役に3者で協議することになっていたが、川勝平太知事が会議メンバーの構成などに注文をつけ、協議は膠着状態に陥っていた。

要望書では南アルプストンネル工事が「大井川中下流域の住民の生活や産業などに深刻かつ重大な影響を及ぼす恐れがある」と指摘。そのうえで「水資源、自然環境に関連する全ての省庁で問題に対処する必要がある」とした。これまでの県とJR東海の協議内容についても、国交省が見解を文書で示すよう求めた。

国交省の江口秀二技術審議官に要望書を提出した難波副知事は会談後、記者団に「(国交省側の回答は)今日は否定的だった」と説明。「国交省から正式な回答をもらってから、県としてどう判断するか考えたい。ゼロ回答ではないと期待している」と述べ、国交省から文書で回答がなければ、3者による新たな枠組みでは協議入りしない考えを強調した。

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