辺野古移設、工期10年に 普天間返還、大幅遅れ

2019/12/23 18:30
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軟弱地盤の改良に時間がかかる=共同

軟弱地盤の改良に時間がかかる=共同

政府は米軍普天間基地(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古移設を巡り、沿岸部の埋め立てなどの工事の期間を当初の5年から10年程度に見直す方針だ。埋め立て予定の海域の一部で見つかった軟弱地盤の改良に時間がかかるためだ。日米両政府は2013年に22年度以降に普天間基地を返還するとしていたが、30年代以降に大幅にずれ込む公算が大きくなった。

13年12月に当時の仲井真弘多知事が埋め立て申請を承認した。その後に知事となった故翁長雄志氏と現知事の玉城デニー氏が移設に反対し、計画は遅れていた。政府は昨年12月に埋め立て工事に着手した。だが、一部海域で軟弱地盤が見つかっている。改良工事は約7万7千本のくいを海底に打ち込んで地盤を強化するため、計画がさらに遅れるとの懸念があった。

防衛省は25日にも軟弱地盤の改良工事に関する有識者会議の会合を開き、新しい工期の想定を示す見通しだ。設計変更には、沖縄県の承認を得なければならず、政府は年明けに設計変更を県に申請する構えだ。移設に反対する玉城氏は申請を認めない方針で、政府と県の協議は難航する可能性が高い。

辺野古移設には、軟弱地盤の改良に加えて、飛行場などの関連施設の整備にも時間がかかる。

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