東京海上、エジプト生保株の75%売却 合弁に切り替え立て直し
東京海上ホールディングス(HD)傘下の東京海上日動火災保険は23日、エジプトで生保事業を手がける子会社の一部株式を売却すると発表した。事業が伸び悩むなか、現地で金融事業などを手掛ける2社との合弁会社に切り替えて顧客基盤の拡大につなげる。
保有する株式の75%を2020年夏をメドに約5億5000万円で売却、保有比率は25%になる。子会社は「タカフル」と呼ぶイスラム教に基づく生命保険事業を展開。19年6月期の取扱保険料は4200万エジプトポンド(約3億円)、税引き後損益は1600万エジプトポンドの赤字だった。
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