サウジアラムコ上場、アジアの国営石油も続くか?
アジア総局長 高橋徹
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まさに破格の株式公開劇だった。サウジアラビア国営石油サウジアラムコが12月11日、自国内で株式を上場した。上場時の時価総額は1兆8770億ドル(約200兆円)で米アップルを、資金調達額256億ドルは2014年のアリババ集団(中国)を上回り、いずれも史上最大を記録した。世界の国営石油の「顔」といえるアラムコの民営化は、アジアにどんな影響を及ぼすのだろうか。
国際通貨基金(IMF)の直近予測によると、...
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経済が成長し目まぐるしく変化するアジアの国々。米国と中国の超大国同士の貿易摩擦が激しくなる中、その狭間に位置するアジアにも余波が及んできた。現地の政治・経済の今を切り取る。
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