/

鋭いタックルで完勝 須崎、五輪女王・登坂破る

五輪女王に引導を渡すブザーが鳴る。須崎は手をたたき、拳を握りしめた。「何が何でも勝ちたいという気持ちが不安や怖さを打ち消してくれた」。負ければ終わりの瀬戸際で2017、18年の世界女王が究極の"敗者復活戦"を勝ち抜いた。

女子50キロ級準決勝、登坂(左)を攻める須崎(21日、駒沢体育館)=共同

7月の世界選手権代表プレーオフで入江ゆに敗戦。本戦で入江がメダルを取れば閉ざされていた須崎の五輪への道が、よもやの早期敗退でつながった。しかし、その幸運は登坂も同じ。「リオ(五輪)の時の気持ちに久しぶりに戻れた」というリオ女王の気迫の防御網を序盤は崩せなかった。

【関連記事】高谷惣亮が9連覇 全日本レスリング

膠着を打開したのはやはり階級随一の鋭いタックルだった。第1ピリオド中盤過ぎに先制すると、第2ピリオドは勝負を懸けてくる登坂を受け止め、電車道の突進で場外へ。6-0の完勝で「実力に差があった」と登坂を脱帽させた。

リオの表彰台に登る登坂の姿に「憧れのままでは倒せない」と最大のライバルに定め、乗り越えた。しかし、越えねばならぬ山がもう一つ。派手にして盤石で知られる攻防兼備のレスリングを崩され、焦りも募らせて大敗したのが5カ月前の入江戦。「レスリング人生をすべて懸けて、泥臭くても最後は勝てるように」と須崎。同じ轍(てつ)を踏むつもりはない。(西堀卓司)

すべての記事が読み放題
有料会員が初回1カ月無料

セレクション

トレンドウオッチ

新着

注目

ビジネス

暮らし

新着

注目

ビジネス

暮らし

新着

注目

ビジネス

暮らし

フォローする
有料会員の方のみご利用になれます。気になる連載・コラム・キーワードをフォローすると、「Myニュース」でまとめよみができます。
新規会員登録ログイン
記事を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した記事はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
新規会員登録ログイン
Think! の投稿を読む
記事と併せて、エキスパート(専門家)のひとこと解説や分析を読むことができます。会員の方のみご利用になれます。
新規会員登録 (無料)ログイン