公明代表がミャンマー訪問 スー・チー氏と会談調整
公明党の山口那津男代表は21日、ミャンマーを訪問するため民間機で成田空港を出発した。アウン・サン・スー・チー国家顧問兼外相ら要人との会談を調整。同国から隣国バングラデシュに逃れたイスラム教徒少数民族ロヒンギャを巡る問題で意見を交わす考えだ。日本の支援で開発が進むティラワ経済特区の視察も予定している。同日夜、ヤンゴン国際空港に到着する。
スー・チー氏はミャンマー国軍によるロヒンギャ迫害に関し、国際司法裁判所で今月に開かれた審理に出廷。スー・チー氏は問題に真剣に取り組んでいないとして、欧米などから批判を受けている。山口氏は20日、ロヒンギャ問題について「率直な意見交換をしたい」と記者団に語った。
山口氏は滞在中、ミャンマー第2の都市・マンダレーにある第2次世界大戦で戦死した日本兵の慰霊碑を訪れる。26日に帰国する。〔共同〕