神戸市教委が組み体操禁止 小中学校の事故多発で

2019/12/21 12:44
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神戸市教育委員会は20日、2020年度から市立小中学校の運動会で組み体操を禁止すると発表した。全面禁止は政令市で初めてとみられる。今年秋に6人が骨折し「安全に実施できる状態ではないと判断した」としている。

市教委によると、市立小中で15~18年度、組み体操で骨折204件を含む680件の事故があった。事態を重く見た久元喜造市長は今年7月以降、ツイッターで「もうやめるべきだ」「無責任だ。子どもたちはあなた方の実験の対象ではない」と繰り返し発信して市教委を批判。8月には文書でも中止を要請した。

市教委は「既に実施を決めている学校があり、急に中止すると混乱が生じる」と主張。教職員が事前研修を必ず受けることや事故防止策を盛り込んだ計画書を作成することなどを義務付けることで対応した。

今秋の運動会では92校が組み体操を実施し、練習中に骨折を含む51件の事故が発生。11月に立ち上げた有識者会議でも「組み体操にやりがいを感じる子もいるが、運動能力の低下や体力差を考えると一律の指導では難しい」との意見が出た。

市教委は、市立高校では以前から実施していないとしている。〔共同〕

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