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ウーバー創業者、保有株9割売却 料理宅配に軸足

ウーバー創業者カラニック氏は上場式典に顔を出した(ニューヨーク証券取引所、5月)=ロイター

【ニューヨーク=宮本岳則】ライドシェア最大手、米ウーバーテクノロジーズ創業者のトラビス・カラニック氏が同社の新規株式公開(IPO)以降に保有株の約9割を売却したことが、20日までに明らかになった。カラニック氏は株主の圧力で最高経営責任者(CEO)を辞任し、経営から離れていた。すでに料理宅配関連の新興企業を設立するなど活動を広げており、「次の一手」に注目が集まっている。

カラニック氏が米証券取引委員会(SEC)が提出した文書で明らかになった。米調査会社ファクトセットのデータによると、同氏は5月のウーバー上場時に9750万株(発行済み株式の5.8%に相当)を保有していた。IPO後に既存株主の売却が禁じられる「ロックアップ期間」が11月に解除されて以降、断続的に売却を進めており、12月18日時点の保有株は822万株(同0.5%)まで減った。

創業者のカラニック氏はウーバーで不祥事が相次ぎ、17年にCEO辞任に追い込まれた。5月のIPO時には、ニューヨーク証券取引所で開かれた上場記念式典に顔を見せたが、すでに経営から退いている。ウーバーの経営が混乱するなか、既存株主から株式を買い取ったり、新株を引き受けたりしたのが、現時点で筆頭株主のソフトバンクグループだった。

カラニック氏が現在、力を入れるのは料理宅配関連事業だ。ネット宅配ビジネスに挑戦したいシェフに厨房施設を貸し出す新興企業、クラウドキッチンを立ち上げ、米サンフランシスコなどで展開している。米紙ウォール・ストリート・ジャーナルは同社がサウジアラビアの政府系ファンドから資金調達に成功したと報じた。ウーバー株売却で巨額の資金を得たことで、事業拡大に弾みがつきそうだ。

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