保釈中の男、所在不明か 逃走未遂で起訴、愛知

2019/12/20 18:55
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窃盗事件の取り調べ中に警察署から逃走を図ったとして、加重逃走未遂罪などで起訴された後に保釈された被告の男が、名古屋地裁一宮支部で予定されていた判決公判に出頭せず所在不明となっていることが20日、名古屋地裁への取材で分かった。同支部は保釈を取り消し、名古屋地検が行方を捜している。

起訴状によると、男は岐阜県羽島市の工員松川歳雄被告(68)で、3月26日、愛知県一宮市の寺のガレージに侵入しタイヤ5本(時価6万5千円相当)を盗んだとされる。愛知県警が5月1日、窃盗と建造物侵入容疑で逮捕し、その後起訴された。

松川被告は同日、一宮署の取調室で署員に、隠し持っていた催涙スプレーを噴射して逃走しようとしたが、署内で取り押さえられた。噴射で署員2人にけがをさせたとして、加重逃走未遂と傷害の罪で6月に追起訴された。

追起訴後に地裁支部が保釈を決定。検察側は準抗告したが退けられた。

公判で松川被告は「逃げる意思はなかった」と主張。11月13日に検察側が「スプレーの噴射以外は警察官への暴行がなく、逃走目的だったと認められる」とし、懲役3年を求刑し結審した。

判決公判は12月5日の予定だったが、松川被告は出頭せず、改めて設定された19日にも姿を現さなかった。

名古屋地検の築雅子次席検事は「被告の収容に向け対応中である」とのコメントを出した。〔共同〕

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