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ホンダ、スタートアップと生産効率化 CESで披露

モノリスエーアイはAIで設計・開発プロセスを効率化する(出所:ホンダ)
日経クロステック

ホンダは米ラスベガスで2020年1月7日に開幕する世界最大の家電・技術見本市「CES2020」で同社が支援するスタートアップ企業の新技術を展示する。ホンダのスタートアップ支援プログラム「Honda Xcelerator(エクセラレーター)」の成果の一部だ。

人工知能(AI)による設計支援ツール、人間工学を利用した製造支援デバイス、完成車両の高度な検査装置、AIによる運転支援音声認識システムなどを紹介する。ホンダは「革新的な新興企業と協力して製造プロセスを効率化する高度なツールを提供し、より安全な製造環境を実現したい」とする。

英モノリスエーアイは、高度なエンジニアリング・アプリケーション専用の機械学習アルゴリズムのライブラリを作成した。直感的なユーザーインターフェースで、性能を事前に予測、改善できる機能をエンジニアリング企業に提供する。企業は複雑な開発サイクルで発生する作業の重複を避けられ、最終的に製品開発プロセスの時間とコストを節約できるという。

ヌーニーのウェアラブル椅子。立つ・座る・歩く行為で使える(出所:ホンダ)

独ヌーニーは、身に着けるウェアラブル椅子「チェアレス・チェア2.0」をデモンストレーションする。従来モデルより軽量化し、サイズを合わせやすくシートパッドやベルトの装着快適性を向上した。装着すると、立つ・座る・歩くを自在に切り替えられ、悪い姿勢やけがの原因となる関節の圧迫を避けられる。

スケレックスの頭上作業用外骨格。腕に0.5~4キログラムのリフト力を与える(出所:ホンダ)

オランダのスケレックスは、頭上作業用の外骨格「スケレックス360」を出展する。腕に0.5~4キログラムのリフト力を与え、製造ラインで頭上作業を繰り返す人の腕や肩の疲労を軽減する。腕や胴体の動きを制限することなく筋肉をサポートできるという。

ユーブイアイの車両検査装置。数秒でシャシー、車体、タイヤの欠陥を検知する(出所:ホンダ)

イスラエルのユーブイアイは、車両をスキャンして自動検査する新しいAI技術を出展する。このシステムは、シャシーの部品、車体、タイヤの外面および機械的な欠陥、そのほかの品質問題を検出できる。スキャン、検出、警告のプロセスは数秒で終わる。車両の使い始めからライフサイクル全体で使用できるという。

「OK、ホンダ」を実用化

CESでは、Honda Xceleratorのメンバー同士の協業から商用化した例も紹介する。スマートフォンを介した接続サービスを開発、運用するスタートアップである米ドライブモードと、音声対応AI会話技術を持つ米サウンドハウンドとの協業だ。

ホンダとドライブモードは、車両とスマホを接続するだけでなく、車両のステアリングスイッチや音声認識を使ってドライバーやライダーが道路から目を離すことなくスマホを操作できる技術を開発した。CESではデモンストレーションを実施する。

ホンダとサウンドハウンドは、音声対応AI会話アシスタントを共同開発した。サウンドハウンドの音声AIプラットフォームには、特許を取得した技術が含まれ、これまでにない速度と精度で音声認識と応答が可能になり、ユーザーの位置や以前の質問といった状況を理解して自然な会話をサポートする。「OK、ホンダ」を起動ワードとし、様々な機能を音声のみで制御できる。

(ライター 櫛谷さえ子)

[日経 xTECH 2019年12月19日掲載]

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