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英中銀の会見音声が不正流出 高速取引に悪用か

【ロンドン=篠崎健太】英イングランド銀行(中央銀行)の記者会見の音声が外部に不正に流出していたことが19日までに分かった。英紙タイムズによると、音声だけの伝送は公式な映像中継より5~8秒早い。音声配信設備を扱う業者が音声情報を無断でヘッジファンドに提供し、一足先に入手した情報をもとにファンドが高速取引(HFT)で利益を不正に得ていた疑いがあるという。

不正は、映像配信に不具合が起きた場合に使う予備の音声配信システムで確認された。横流しは2019年初めから続いていたことが分かったという。イングランド銀が経緯を調べている。

イングランド銀が金融政策や重要な報告書を発表する際、総裁ら幹部はロンドンの本店講堂で記者会見する。会見のライブ映像は音声とともに公式ユーチューブなどで配信される。重要な局面ではテレビ中継もある。

イングランド銀は「知らない間に同意なく行われていたもので全く受け入れられない」との声明を発表。設備を無効にしたうえで当該業者との取引を停止した。英国の金融規制当局である金融行為監督機構(FCA)も調査を始める見通しだ。

音声の不正利用は、同紙がイングランド銀に問い合わせて発覚した。記者会見での総裁や幹部のコメントは市場への影響が大きい。

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