家族照らす愛の陽光 ストラスブール美術館展(美術評)

関西タイムライン
2019/12/20 7:00
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海辺に向かって開かれた窓からさしこむ夏の夕暮れの光が、室内を暖かな色に染め上げている。画家の家族である4人の女性は花束や果物を捧(ささ)げ持ち、あるいは祈りのしぐさで、平和な一日の終わりを静かに迎え入れている。目に見える世界の再現よりも人間の内面の精神を重んじ、神秘的、象徴的な表現を求めたナビ派の代表的な画家であるモーリス・ドニは、穏やかな日常への慈しみと感謝を、屋内を照らす陽光に重ね合わせた。…

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