五輪警備「総力挙げる」 治安情勢まとめ、警察庁

2019/12/19 13:35
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警察庁は19日、2018年12月~19年11月の国内外の治安情勢をまとめた19年版「治安の回顧と展望」を発表した。天皇陛下即位に伴う関連行事や大阪市で開催された20カ国・地域首脳会議(G20サミット)などの大規模警備を実施した経験を生かし、来年の東京五輪・パラリンピックは「総力を挙げて警備対策を着実に推進する」と強調した。

国際情勢では、5月以降、ミサイル発射を繰り返す北朝鮮を取り上げ「関連技術の高度化や能力向上を図っている」と分析。中国は4年ぶりに国防白書を発表し、今世紀半ばまでに「世界一流の軍隊」を建設する目標を掲げたことに着目している。香港の大規模デモにも触れ「混乱の長期化が予想される」という。

国内情勢では、右翼団体や過激派の摘発状況を紹介。革労協反主流派の非公然アジトを摘発し、同派非公然活動家1人を逮捕した事件を挙げ「引き続き取り締まりを徹底する」とした。

オウム真理教の後継団体「アレフ」は、教祖松本智津夫元死刑囚の刑が執行された後も、依然として絶対的帰依を訴え「原点回帰」路線を徹底していると指摘。今後も松本元死刑囚の教義に沿い、組織の拡大や統制を図るとみている。

19年は大規模災害が多く、東日本を中心に甚大な被害をもたらした台風19号などについても記載した。警察は「今後も対処能力の向上に努め、災害対応への検討を進める」としている。〔共同〕

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