躍進する地方オーケストラ 独自の個性で存在感
金沢のOEKや広島交響楽団 異彩放つ
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地方都市を拠点とするプロオーケストラが元気だ。とりわけ異彩を放つのが、オーケストラ・アンサンブル金沢(OEK)と広島交響楽団。在京の著名楽団と異なる個性を打ち出し、独自の存在意義を模索する地方オケの姿を追う。
金沢市にある音楽ホール、石川県立音楽堂で11月28日、OEKの定期公演があった。この日のメーンで演奏されたムソルグスキーの名曲「展覧会の絵」の冒頭、いつもなら高らかと鳴り響くはずのトランペッ...
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