トラック・タクシー免許 19歳で取得可に、警察庁

2019/12/19 10:17
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トラックの「大型免許」やバス、タクシー向けの「第二種免許」について、警察庁は19日、年齢や運転歴の受験資格を緩和する方針を決めた。教習受講を条件に19歳以上に年齢要件を引き下げる特例を設ける。宅配や観光需要の増加により、ドライバーは人員不足が続いている。人材の成り手の裾野を広げるため、業界などから見直しを求める声が上がっていた。

来年の通常国会に道路交通法改正案の提出を目指し、早ければ2022年にも実施する。政府は16年に閣議決定した規制改革実施計画で、第二種免許の受験資格年齢や免許保有歴について要件見直しを検討する方針を打ち出していた。

現在の受験資格は第二種免許が「21歳以上で普通免許の保有歴3年以上」、第一種の大型が「21歳以上で普通免許の保有歴3年以上」、同中型が「20歳以上で普通免許の保有歴2年以上」となっている。新たな特例では運転技能などを学ぶ教習カリキュラムを受講することを条件に、いずれも「19歳以上で普通免許保有歴1年以上」で受験できるようにする。

安全対策として、特例で免許を取ったドライバーには一定期間に特定の違反をした場合に講習の受講を求め、受講しなかった場合の再試験で不合格なら免許を取り消す制度などの導入を想定している。詳細は今後詰める。

インターネット通販や訪日外国人の増加に伴い、宅配や旅客運送を担うドライバーの不足が顕著となっている。厚生労働省によると、ドライバーなど「自動車運転職」の19年10月の有効求人倍率は3.15倍で、全職種(1.45倍)を大幅に上回る状況が続いている。

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