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世界の男性喫煙者、初の減少へ WHO見通し

【ジュネーブ=細川倫太郎】世界保健機関(WHO)は19日、男性喫煙者が初めて減少に転じる見通しだと発表した。健康意識の高まりや広告の規制が背景にある。男性と女性を合わせた世界の喫煙率は2010年の27.3%から20年には22.8%まで低下する見通しだ。WHOはたばこ消費を一段と減らすため、各国政府や企業に対策を呼びかけている。

18年の世界の総喫煙者数は13億3700万人で、00年に比べ6000万人減少した。この間、約8割を占める男性喫煙者は増加したが、女性喫煙者の減少が大きく全体でマイナスとなった。

20年の予測では男性の喫煙者数は18年との比較で約200万人減の10億9100万人となる。その後も減少が続く公算が大きく、25年には18年比で500万人減になると分析する。女性の喫煙者は継続的に減少している。WHOのテドロス事務局長は「各国政府がたばこ産業により厳しく対応しているためで、たばこの害との闘いの転機となる」と述べた。

喫煙者が最も多いのは日本、中国、オーストラリアを含む西太平洋地域で、次いで東南アジア、欧州と続く。WHOによると、たばこが原因による死亡者数は毎年約800万人だ。

今回の調査対象には電子たばこは含まれていない。電子たばこは縮小する紙巻きたばこに代わって需要が拡大しているが、最近は米国などで健康被害が相次いで報告され、風当たりが強まっている。

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