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英中銀、気候変動のストレステスト 21年に結果公表

【ロンドン=篠崎健太】英イングランド銀行(中央銀行)は18日、英金融システムの気候変動リスクへの耐性を測る「ストレステスト」を実施すると発表した。2021年に結果を公表する。銀行や保険会社を対象に、地球温暖化が進んだ場合に受ける影響を分析する。温暖化ガス排出が多い貸出先の経営悪化や災害増加などの悪影響が懸念されており、金融業界に早期の対応を促す。

英イングランド銀本店前で行われた気候変動デモ(7月、ロンドン)=ロイター

20年から運用が始まる温暖化対策の国際枠組み「パリ協定」は、産業革命からの気温上昇を2度未満に抑える目標を掲げる。ストレステストでは対策が(1)早く進んだ場合(2)遅れた場合(3)全く取られない場合――の3つのシナリオを仮定し、30年間を想定した影響を精査する。個別企業の結果は公表せず、業界全体のリスク状況を示す形になるという。

カーニー総裁は中銀トップとして気候変動リスクに警鐘を鳴らし続けてきた。18日付の英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)電子版への寄稿では、ストレステストについて「銀行や保険会社に最先端のリスク管理手法の開発を促すことになる」と説明した。「銀行は通常の5年ではなく数十年先を見通す必要がある」と指摘した。

イングランド銀は業界関係者や専門家らの意見を今後募った上で、20年後半に最終的な実施要領を公表する。

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