タタ会長任命「違法」インド上訴審判決 最高裁へ

2019/12/18 21:38
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【ムンバイ=早川麗】インドの会社法上訴審判所(NCLAT)は18日、同国最大財閥タタ・グループが2017年にナタラジャン・チャンドラセカラン氏を会長に任命したのは違法との判決を下した。同氏は16年10月に突然解任されたサイラス・ミストリー元会長の後を継ぎ、17年2月から会長を務める。タタ側は上訴するとみられる。

17年2月に就任したタタ・グループのチャンドラセカラン会長=ロイター

判決を受けて、タタ・グループの主要企業の株価は下落した。タタ自動車は前日比3%安、化学大手のタタケミカルズは約2%安で引けた。

ミストリー氏が自身の解任を不服として訴え、法廷闘争が続いていた。NCLATは同氏が不適切に追放されたと指摘し、会長に復職させるよう求めた。地元メディアによると、チャンドラセカラン会長は判決が発効する4週間後までは会長職を続けられる見込み。タタ・グループはそれまでに最高裁判所に上訴できるため、最高裁で争うとみられる。

タタ・グループの統括会社タタ・サンズは16年10月、当時会長だったミストリー氏を交代させたと発表した。理由は公表されなかったが、事実上の解任と受け止められた。ミストリー氏の前任で創業家一族のラタン・タタ氏が暫定会長に就き、17年2月にチャンドラセカラン氏が会長に就任した。

ミストリー氏は解任の取り消しを求め、会社法に関する事案を取り扱う準司法機関「会社法審判所(NCLT)」に訴えた。NCLTは同氏の主張を退け、ミストリー氏はNCLATに上訴していた。

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