英スタンダードチャータード、石炭依存企業への融資縮小

2019/12/18 20:00
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【ロンドン=篠崎健太】英大手銀スタンダードチャータードは17日、石炭への利益依存度が高い企業への投融資を取りやめる方針を明らかにした。2021年から段階的に実施する。気候変動リスクへの意識が世界で強まるなか、二酸化炭素(CO2)の排出量が多い石炭の使用を抑える取り組みを金融面から促す。

英スタンダードチャータード銀は脱炭素に向けた取り組みを強化する(ロンドンの本社)=ロイター

同日公表した気候変動に関する報告書に盛り込んだ。EBITDA(償却前営業利益)に占める石炭関連の比率が高い顧客を締め出していく。まず21年から、石炭への依存度が100%の企業を投融資先から外す。25年には60%超、27年に40%超と基準を徐々に厳しくする。最終的に30年には依存度10%超の企業には関与しない方針だ。

同社は18年9月、地球温暖化対策の国際枠組み「パリ協定」を踏まえ、石炭火力発電への新規の投融資を止める方針を打ち出した。金融市場で強まるESG(環境・社会・ガバナンス)重視の動きに対応し、脱炭素の取り組みをさらに広げる。ビル・ウィンターズ最高経営責任者(CEO)は「パリ協定の目標に向けて大胆かつ野心的に行動していく」と強調した。

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