/

皇居ランナーのフォームをAI解析 KDDIなど実証

KDDIは18日、スタートアップ2社と組み、皇居ランナーらを対象に人工知能(AI)を使ってランニングフォームを無料で解析し、改善点を提示する実証実験を始めたと発表した。水分やたんぱく質を補給する商品をレジを通さずに購入できる無人店舗の運営も試す。KDDIはスタートアップのノウハウをいかした共同事業の立ち上げや企画に積極的で、今回もその一環になる。

実証実験はKDDIが毎日新聞社と共同で運営する皇居ランナー向けスペース「ランピット」(東京・千代田)で2020年3月31日まで実施する。スペース内にランニングマシンを1台設置。ランナーが通常のマシンと同じように1分間走ると、運動専門のAIがランナーの歩幅やピッチ、重心などを解析する。

結果は隣のモニターに表示される。「前傾姿勢のため背部の筋肉が固まりやすいです。楽な姿勢を意識しましょう」とか、「(足と地面の)接地時間が長く、アキレスけんを痛める可能性があります。地面からスムーズに力を受け取るよう意識しましょう」といったふうに問題点や対策を教えてくれる。

一方、無人店舗ではスマートフォンがあれば財布をもたずに飲料やサプリメントを買えるようにした。店舗がカメラと重量センサーなどで利用者と商品を認識するため、利用者は商品をレジに通すことなく、欲しい商品を手に取ってすぐ退店できる。利用には事前にスマホでの利用登録と、クレジットカード情報の入力が必要になる。

KDDIはランナーのフォーム解析についてスポーティップ(東京・港)と、無人店舗については米エジソンエーアイ(カリフォルニア州)とそれぞれ連携した。18日都内で記者会見したKDDIの中馬和彦ムゲンラボ長は「実証実験は新しいフィットネス体験の創造につながる。20年中の商用化を目指したい」と抱負を述べた。

すべての記事が読み放題
有料会員が初回1カ月無料

関連トピック

トピックをフォローすると、新着情報のチェックやまとめ読みがしやすくなります。

関連企業・業界

企業:

セレクション

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

フォローする
有料会員の方のみご利用になれます。気になる連載・コラム・キーワードをフォローすると、「Myニュース」でまとめよみができます。
新規会員登録ログイン
記事を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した記事はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
新規会員登録ログイン
Think! の投稿を読む
記事と併せて、エキスパート(専門家)のひとこと解説や分析を読むことができます。会員の方のみご利用になれます。
新規会員登録 (無料)ログイン
図表を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した図表はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
新規会員登録ログイン

権限不足のため、フォローできません