皇居ランナーのフォームをAI解析 KDDIなど実証

2019/12/18 17:57
保存
共有
印刷
その他

KDDIは18日、スタートアップ2社と組み、皇居ランナーらを対象に人工知能(AI)を使ってランニングフォームを無料で解析し、改善点を提示する実証実験を始めたと発表した。水分やたんぱく質を補給する商品をレジを通さずに購入できる無人店舗の運営も試す。KDDIはスタートアップのノウハウをいかした共同事業の立ち上げや企画に積極的で、今回もその一環になる。

ランナーがランニングマシンで1分間走ると、AIがフォームを解析して問題点や対策を教えてくれる(18日、東京都千代田区)

実証実験はKDDIが毎日新聞社と共同で運営する皇居ランナー向けスペース「ランピット」(東京・千代田)で2020年3月31日まで実施する。スペース内にランニングマシンを1台設置。ランナーが通常のマシンと同じように1分間走ると、運動専門のAIがランナーの歩幅やピッチ、重心などを解析する。

結果は隣のモニターに表示される。「前傾姿勢のため背部の筋肉が固まりやすいです。楽な姿勢を意識しましょう」とか、「(足と地面の)接地時間が長く、アキレスけんを痛める可能性があります。地面からスムーズに力を受け取るよう意識しましょう」といったふうに問題点や対策を教えてくれる。

一方、無人店舗ではスマートフォンがあれば財布をもたずに飲料やサプリメントを買えるようにした。店舗がカメラと重量センサーなどで利用者と商品を認識するため、利用者は商品をレジに通すことなく、欲しい商品を手に取ってすぐ退店できる。利用には事前にスマホでの利用登録と、クレジットカード情報の入力が必要になる。

KDDIはランナーのフォーム解析についてスポーティップ(東京・港)と、無人店舗については米エジソンエーアイ(カリフォルニア州)とそれぞれ連携した。18日都内で記者会見したKDDIの中馬和彦ムゲンラボ長は「実証実験は新しいフィットネス体験の創造につながる。20年中の商用化を目指したい」と抱負を述べた。

保存
共有
印刷
その他

関連企業・業界 日経会社情報DIGITAL

電子版トップ



[PR]