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ウィルズの杉本社長「優待ポイント アプリ強化」

企業の投資家向け広報(IR)関連サービスを手がけるウィルズが12月17日、東証マザーズ市場に上場した。取引開始から買い注文が優勢で売買が成立しなかった。気配値は公募・売り出し価格(公開価格、960円)の2.3倍にあたる2208円まで切り上げた。同日、記者会見した杉本光生社長は「(運営している)株主優待ポイントのスマートフォンアプリ開発を進める」と語った。主なやりとりは以下の通り。

――初値が付きませんでした。

杉本社長「(公募・売り出しで)市場に出ている株の数が少なかった。今後の成長戦略を踏まえながら資本政策をとりたい」

――主な事業内容を教えてください。

杉本社長「個人投資家向けに始めた『プレミアム優待倶楽部(くらぶ)』だ。顧客企業の株式を個人株主が取得すると、株主優待ポイントを提供する。例えば100万円分の株式を一定期間保有すると1、2万円のポイントが付く。複数の株式投資を合算でき約3500点から交換する商品を選べる。『アクションポイント』という仕組みもある。企業が株主のどんな行動にポイントを提供したいか、たとえば議決権行使をすると1000ポイントがもらえるなど、自由に設計できる」

「インターネット上で株主総会の議決権行使ができるシステムも持っている。ブロックチェーン(分散型台帳)技術を用いた独自の特許でIDを管理して、不正操作を防いでいる」

「収益源は、法人顧客から得る優待ポイントの手数料と、関連システムの利用料が大半だ」

――上場の狙いを教えてください。

「個人会員を一気に増やすためアプリ開発にあてる。プレミアム優待倶楽部の会員は増えているが、10数万人だ。国内で約2000万人が株を売買をしているのに比べれば、まだ少ない。日本市場の活性化に向け、もっと多くの個人投資家に当社や株について知ってもらいたい。知名度を高め、プレミアム優待倶楽部の導入企業を直近の約40社からさらに増やしたい」

「創業当初、2010年に上場する計画を立てた時期もあったが、リーマン危機もあり、いったん断念した。今回のタイミングは20年の東京五輪までに新規株式公開(IPO)を実現して、開発投資などの資金を調達して経営の次のステージに上がりたいと思った」

(四方雅之)

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