富士山登山鉄道構想、スバルラインを想定ルートに

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山梨
2019/12/17 17:49
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富士山登山鉄道構想検討会の第3回理事会(理事長・山東昭子参院議長)が17日、東京都内で開かれた。鉄道や次世代型路面電車(LRT)を活用し、山梨側の吉田口5合目と麓とを結ぶ有料道路「富士スバルライン」を想定ルートとして中間報告をまとめることを確認した。事務局を務める山梨県が2020年2月上旬の総会に素案を示し、年度内に中間報告をとりまとめる。

富士山登山鉄道構想の第3回理事会で、安全面や景観などの対策が議論された(17日、東京・千代田)

中間報告をもとに地元に理解を求めていくほか、20年度は事業費や収支、事業主体などについても議論し、20年中に基本構想を示す。

理事会では富士山の保全に向け、5合目の来訪者が集中する現状を平準化させることや、自動車の排出ガスなど環境負荷を抜本的に改善することなどが必要との課題が報告された。理事からは「車両の全面的な通行規制ができるかも含めて検討してはどうか」との意見も出た。

スバルラインを活用する案については、4~5合目で雨や急激な気温上昇で大量の水を含んだ雪が流れ出す「スラッシュ雪崩」が発生しやすいことから、確実な防災対策の必要性が指摘された。

また、景観の保全のため、鉄道の架線を設置することには理事から異論が多く、燃料電池車や車両が通る時だけ地表の装置から電気を取り込める仕組みなど最新技術を使った車両の導入を検討することも議論された。

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