AIが自らAIつくる もはや開発者すら不要
超人間・万能AI(中)

2020/1/2 2:00
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日本経済新聞 電子版
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今後は人工知能(AI)開発のあらゆる領域で、人間の関与が減るほどAIの性能が上がる可能性がある

今後は人工知能(AI)開発のあらゆる領域で、人間の関与が減るほどAIの性能が上がる可能性がある

日経コンピュータ

人工知能(AI)開発で人間の関与が減るほど、優秀なAIが出来上がる――。これは歴史に基づく経験則であり、今後も同じことが続くだろう。

AI研究の有力拠点であるカナダ・アルバータ大学のリチャード・サットン教授は「人間の知識を活用する手法よりも、コンピューターパワーを活用する方が常に効果的だ。それが70年間にわたるAI研究の最大の教訓である」と断言する。サットン教授は2019年3月に「苦い教訓」というコラムをネットに公開し、「AI研究者は今後、AIにAIを開発させる『メタ手法』の考案に専念すべきだ」との見方を提示した。

■AI開発における人間の関与は減っていく

今後有望な機械学習手法

今後有望な機械学習手法

日本のAI開発スタートアップであるグリッド(東京・港)の曽我部完社長はサットン教授の指摘について「子どもの教育と同じことだ」と解説する。「小中学校ぐらいまでの教育とは、教師が子どもに知識を教えることだ。それが高校・大学と進むにつれ教師が教えるのは主に学習の仕方や物事の考え方になり、知識の習得は学生本人の主体的な行動になる」(曽我部社長)。

つまり人間が教師データを与えてAIに学ばせる「教師あり学習」は小中学校までの教育にすぎない。そのレベルを通過したAIに必要なのは、「学習する方法」を教えることだ。そうすれば後はAIが自ら学んでいくという。…

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