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ナイロン原料、3年10カ月ぶり安値 在庫削減の売り多く

2019/12/17 15:39
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ナイロン原料の価格がアジア市場で一段と下落した。宇部興産が台湾や韓国の大手繊維と合意したカプロラクタムの12月の契約価格は1トン1265ドルと、前月比で135ドル(9.6%)下がった。下落は2カ月連続。2016年2月以来の安値となった。年末を控えた在庫調整の売り圧力が強く、スポット(随時契約)価格が大幅に下がったことを反映した。

欧州からアジアへの流入が前月から続いている。自動車のエンジン回りなどの樹脂向け需要が振るわないため、原料のカプロラクタムをアジアに持ち込んでいる。欧州域内の市況を維持する狙いもあるもようだ。

アジアではナイロン繊維の需要が不振。中国のナイロン生産設備の稼働率は6割台半ばから後半に低下。カプロラクタムの生産設備の稼働率も10月末の7割台半ばから11月末には6割程度に下がっている。

主原料であるベンゼンのアジア向け契約価格との差は1トン600ドル程度と約4年ぶりの低水準に縮小。足元ではベンゼンのスポット価格が上昇に転じ、カプロラクタムメーカーの収益環境は厳しさを増している。

ただ、カプロラクタムの生産減で需給が引き締まりつつあり、スポット市場で引き合いが戻ってきたとの指摘もある。

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