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アラムコ株、終値でも2兆ドル突破 国際指数組み入れで

【ドバイ=岐部秀光】11日にサウジアラビア証券取引所タダウルに上場した国営石油会社サウジアラムコ株は16日、はじめて終値ベースで時価総額2兆ドル(約220兆円)を突破した。MSCIやFTSEなど国際的な株式指数の算出会社が、タダウルの平均株価とは別にアラムコ株を指数に組み入れると表明し、新たにファンドなどの資金が流入するとの思惑が広がった。

サウジ東部にあるサウジアラムコの石油施設

アラムコ株は公開以来、上昇を続けており、16日は前日比1.6%高の38リヤルで取引を終えた。売り出し価格の32リヤルをおよそ19%上回る水準だ。

史上最大の新規株式公開(IPO)となったアラムコの部分民営化をめぐっては、実力者のムハンマド皇太子がニューヨークやロンドンなど海外市場を念頭に公開を計画した。しかし、皇太子が主張した「2兆ドル」の企業価値について、市場では「過大評価」との見方が広がり、サウジは国内上場を先行させた。

皇太子のメンツがかかった必達目標である「2兆ドル」を国内市場で実現したことを受け、サウジは海外上場のプロセスを2020年に再起動させたい立場とみられる。ただ、海外上場に伴う法的リスクや情報開示の問題はクリアされていない。

サウジは国内市場でのIPO成功のため、個人投資家へのボーナス株付与など政策を総動員した。こうした優遇策が海外上場の際の価格の割引要因になるとの見方もある。

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