仕事の受発注、専門人材増やす ランサーズが上場

2019/12/16 18:29
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仕事の受発注サイトを運営するランサーズは16日、東京証券取引所マザーズ市場に上場した。働く場所や時間にとらわれたくない個人が増え、単発仕事を発注したい企業との仲介の需要は強まっている。ただ、同業のクラウドワークスが規模で先行。ランサーズはIT(情報技術)分野などで専門人材の登録を増やし、サービスの付加価値を高めて成長を目指す。

上場セレモニー後に会見するランサーズの秋好陽介社長(東京都中央区)

上場セレモニー後に会見するランサーズの秋好陽介社長(東京都中央区)

ランサーズの秋好陽介社長は記者会見で「企業の副業解禁など追い風が吹いている。信頼して契約できるフリーランスの登録を増やしたい」と語った。10月時点の登録者数は100万人。

秋好社長は先行企業とのサービスの違いを出すため「専門性の高い分野を充実させる」と話す。ウェブシステムの開発など企業の本業ではない領域だけでなく、経営戦略策定といった分野に詳しい人材の拡大を狙う。

副業やフリーランスで働く人が増え、ランサーズの19年3月期の連結売上高は前の期と比べ3割増の25億円だった。ただ、広告費がかさむなどして、営業損益は2億円の赤字となっている。

14年に上場した競合のクラウドワークスは、データ入力など個人が始めやすい仕事をそろえ、登録者が急増。売上高はランサーズの3.5倍だ。

フリーランスで働く個人は一般企業に属する場合と違い、病気で休んでいる間も給料を受け取れるといった支援が手薄だ。登録者を増やすため、両社はこうしたサポートの仕組みづくりでも競うことになる。

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