トヨタのサブスク「KINTO」、中古車版1月から

2019/12/16 18:10
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トヨタ自動車は16日、毎月定額の料金を支払えば複数の新車を好きに乗り換えられるサブスクリプションサービス「KINTO(キント)」の事業進捗説明会を開いた。2020年1月には月1万円台で利用できる中古車版のサービスの実証も始めることを明らかにした。既存の新車乗り換えサービスでも車種を拡充するなどして、利用拡大を目指す。

記者会見するKINTOの小寺社長(16日、名古屋市中村区)

同日、トヨタの金融子会社のトヨタファイナンシャルサービス(TFS)などが設立し、キントサービスを展開する「キント」の小寺信也社長が記者会見して説明した。

中古車版について、まずは20年1月に群馬県の販売店と連携して始める。このほか20年中にネットでの申し込みに対応する拠点の新設を検討する。当面はトヨタ車の中古車に限り、個人向けの需要動向を見極める。

車種や期間、乗り換え可能回数など詳細は未定だが、小寺社長は料金について「1万~2万円を想定する」とした。新車のキントサービスでは安いプランでも3万円台を想定しており「手の届きやすい価格にする」(小寺社長)。

キントサービスは自動車の所有から使用への消費者の嗜好の変化を想定し、トヨタが19年2月に東京で実証を始め、19年7月から全国展開した定額での新車乗り換えサービスだ。新型の小型多目的スポーツ車(SUV)「ライズ」や高級車ブランド「レクサス」など新車の品ぞろえを増やす。ここに中古車版を追加することで若者の一段の需要を開拓する狙いだ。

同日、同サービスの利用動向も発表した。3~11月に約950件の利用申し込みがあり、そのうち18~29歳が約2割を占めた。小寺社長は「競合と比較してもまだまだ認知度が低い」と振り返ったうえで、「申し込みはさほど多くないが、成約客からの評価は高い」と進捗を説明した。

キントは定額利用サービスのブランドとして導入したが、今後は世界で展開する新しい移動サービスの統一ブランドとする。カーシェアリングは「キントシェア」、ライドシェアは「キントライド」といった具合に様々なトヨタのサービスに「キント」ブランドを使う。(名古屋支社 湯沢維久)

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