中国、2年で対米輸入22兆円増 米中「第1段階合意」

米中衝突
2019/12/14 7:11 (2019/12/14 8:22更新)
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中国は農産品、工業品、エネルギー、サービスの4分野合計で対米輸入を増やす=AP

中国は農産品、工業品、エネルギー、サービスの4分野合計で対米輸入を増やす=AP

【ワシントン=鳳山太成】トランプ米政権は13日、中国が農産品やサービスなど対米輸入を今後2年間で計2000億ドル(約22兆円)増やすことで合意したと明らかにした。貿易交渉で達した「第1段階の合意」に、米国の対中貿易赤字の削減策として盛り込んだ。中国が合意内容をきちんと実行するか検証する制度も設ける。2020年1月初めに合意文書に署名する。

米通商代表部(USTR)や米政府高官が合意内容を明らかにした。貿易拡大策では中国が農産品や工業品、エネルギー、サービスの4分野合計で輸入を増やす。農産品は貿易戦争が始まる前の2倍超の水準となる年400億~500億ドルに引き上げると約束したという。17年のサービスを含む中国の対米輸入全体は1860億ドルで高い目標となる。

知的財産権の保護や金融サービス市場の開放なども盛り込んだ。技術移転では「中国が外国企業への強要をやめることで貿易協定として初めて合意した」という。中国が競争的な通貨切り下げを自制し、通貨政策の透明性を高める為替条項も採り入れた。

合意の履行状況を監視する機関も設ける。違反が疑われる事態が発生した場合は事務方で協議し、閣僚級でも解決できない場合は追加関税を含む措置をとる決まりだ。

両政府は今後、合意文書の詳細を詰めて20年1月の第1週に閣僚級がワシントンで署名する予定だ。米政権は9月に1200億ドル分に発動した15%の制裁関税を7.5%に引き下げる方針で、文書の署名後30日後に実施する。

USTRは13日、中国との合意を受け、15日に予定していたスマートフォンなど1600億ドル分の中国製品に対する制裁関税「第4弾」の全面発動を無期限で延期すると正式に通知した。

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