ジョンソン首相、英国民に和解訴え EU離脱巡り

2019/12/14 1:30
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【ロンドン=久門武史】ジョンソン英首相は13日、総選挙での与党・保守党の勝利を受け「論争をやめ、和解を始めるようすべての人に求める」と表明した。欧州連合(EU)からの英国の離脱問題で分断を深めた離脱派、残留派の双方に融和を呼び掛けた。首相任命権を持つエリザベス女王と面会した後、首相官邸前で声明を読み上げた。

ジョンソン氏は保守党に投票した有権者に謝意を示したうえで、EU残留派にも「保守党政権は、ほかの欧州諸国に対するあなたがたの好感や共感を決して無視しない」と語った。「我々は結束し、国全体の可能性を解き放つ」と強調した。

 首相続投が正式に決まったことを受けてのジョンソン英首相の13日の演説の要旨は以下の通り。
 この選挙で我々は欧州連合離脱を実行する信任を受けた。1月末までに全うする。これを可能にした人たちに感謝したい。
 私や保守党を支持せず、残留を願う人たちに言いたい。保守党政権は、他の欧州諸国に対するあなたの好感や共感を決して無視しない。その感情を離脱後のEUとの関係づくりに注ぐべきだ。
 友として、平等な主権国家としてEUとともに気候変動やテロに対処し、学術・科学で協力関係を構築し、貿易関係を強化する。
 論争をやめ、国の和解を始めるようすべての人に求める。
 最優先事項は国民医療制度(NHS)だ。さらに、よりよい学校を提供し、治安も向上させる。
 次の数週間、数カ月でよりよいインフラ整備、教育、技術のための改革を提示する。
 イングランド、スコットランド、ウェールズ、北アイルランドの素晴らしい連合を結束させ、全国各地に機会を与えて、国全体の可能性を解き放つ。
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