首相が訪印延期 現地で治安悪化響く 日程を再調整

2019/12/13 22:20
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安倍晋三首相が15~17日に予定していたインド訪問を延期した。モディ首相とインド北東部アッサム州の中心都市グワハティで会談する計画だったが、激しいデモで現地の治安が悪化した。会談では自衛隊とインド軍が物資や役務を融通し合う物品役務相互提供協定(ACSA)の実質合意を目指していた。両国政府は安倍首相の訪問日程を改めて調整する。

菅義偉官房長官は13日の記者会見で「現地情勢に関するインド側の報告を受け、両国間で協議の上、延期することにした」と発表した。

インドではイスラム教徒以外の不法移民に国籍を与える「国籍法改正案」を議会で可決し、混乱が広がっている。アッサム州では隣接するバングラデシュからの移民増加への懸念からデモが激しくなり、軍との衝突で死傷者も出た。外出禁止令やインターネットを遮断する措置もとられた。

中国やバングラデシュ、ミャンマーとの国境に近いインド北東部での首脳会談はインド側の希望で調整した。同地域の経済開発や安全保障、経済分野の協力を話し合う予定だった。17日には両首脳で第2次世界大戦で多くの日本兵が犠牲になった作戦で知られるインパールを訪れる日程も組んでいた。

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