相模原殺傷、被告の刑事責任能力が争点 横浜地裁

2019/12/13 16:43
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相模原市の障害者施設「津久井やまゆり園」で2016年7月、入所者ら45人が殺傷された事件で、横浜地裁(青沼潔裁判長)は13日、殺人罪などで起訴された元施設職員、植松聖被告(29)の裁判員裁判は刑事責任能力の有無や程度が争点となると明らかにした。同日、公判前整理手続きが終了した。

初公判は来年1月8日、論告求刑公判は同3月4日に開かれ、同16日に判決が言い渡される予定。関係者によると、植松被告は殺傷行為そのものは認めており、極刑の適否を巡って裁判員らの判断が注目される。

関係者によると、被害者特定事項秘匿制度に基づき、ほとんどの被害者の氏名を伏せて審理し、死亡者は「甲A」「甲B」、けが人は「乙A」「乙B」などとする方針。被害者参加制度を利用する遺族らが座る傍聴席は、他の傍聴人や被告から見えないように遮蔽する。

植松被告は捜査段階の精神鑑定で「自己愛性パーソナリティー障害」と診断され、横浜地検は17年2月、完全責任能力を問えると判断して起訴。弁護側は起訴後に精神鑑定を請求し、昨年、同様のパーソナリティー障害との診断が出た。

起訴状によると、植松被告は16年7月26日未明、入所者の男女を刃物で突き刺すなどして19人を殺害、24人に重軽傷を負わせたとされる。また、結束バンドで廊下の手すりに縛り付けた職員2人を負傷させたとしている。〔共同〕

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