世界株が史上最高値、19年21%高

2019/12/13 7:39
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【ニューヨーク=後藤達也】世界全体の株価動向を示す指数が12日、史上最高値を付けた。米中貿易交渉の前進で世界景気への不安が和らいだためだ。緩和的な金融環境も投資家心理を下支えしており、株価は先進国、新興国そろって大きく上昇。年明けからの上昇率は21%となり、過去10年では2017年(22%)に次いで2番目の上昇率になった。

高値を付けたのは新興国を含むMSCIオールカントリー・ワールド指数だ。12日は前日比0.69%高い552.19となり、18年1月以来、1年11カ月ぶりに記録を更新した。12日にトランプ米大統領が米中貿易協議について「大きな合意が非常に近づいている」と述べた。ダウ工業株30週平均は上昇幅が一時300ドルを超え、世界株指数の上昇をけん引した。

ダウ平均は昨年末からの上昇率は21%に達する。各国の主要指数もドイツで25%、日本や中国で19%上昇した。株高は東南アジアや南米の新興国にも広がっている。

年央から秋にかけて米中対立が激化し、株価は大きく下落する場面もあった。ただ、10月以降は対立が徐々に和らいだ。米景気も大きく減速せず、先行きには楽観論も広がっている。バンクオブアメリカ・メリルリンチは米企業業績の回復を見込み、米国株は年末までにさらに5%近く上昇するとみる。

米連邦準備理事会(FRB)は11日、利下げを停止したが、当面現状の金利を続ける姿勢を示した。世界の金利は歴史的な低水準にある状況はかわらない。投資家は高い利回りや値上がり益を狙って、株式や新興国資産の購入を積極化している。

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